ポストコーヒー(PostCoffee)は、気軽にたくさんのコーヒーと出会えるコーヒーサブスクで有名です。
ポストコーヒーについて詳しく知りたい方は、初回便を詳しくレビューしていますので、ぜひご覧ください。
ポストコーヒーは、基本的に毎月45gの豆が3種類届くようになっています。
1杯分を15gとしていますので、3杯分×3種類の分量です。
しかし、ドリッパーによって一人分の豆の量が違ったり、いつもより濃いめに淹れたりすることによって、豆が余ってしまうことってありませんか?
そんな時におすすめなのが、余った豆同士をブレンドする(混ぜる)ことです。
余った豆同士をブレンドする(混ぜる)ことを、アフターミックスといいます。
アフターミックスをすれば、今までとは違うコーヒーの楽しみ方ができます。
今回の記事では、ポストコーヒーの変わった楽しみ方として、アフターミックスについて紹介します。
- アフターミックスとは
- アフターミックスをするポイント
- アフターミックスの手順
これで、豆が中途半端に余ったときの楽しみができます。
自分のオリジナルブレンドが手軽に作れるって楽しいもんですよ!
アフターミックスとは:焙煎後の豆をブレンドすること
アフターミックスとは、焙煎された後の色々な銘柄のコーヒー豆を混ぜてブレンドすることをいいます。
似た意味の言葉として、プレミックスという言葉があります。
プレミックスとは、生豆の段階で色々な銘柄のコーヒー豆を混ぜてブレンドすることをいいます。
ブレンドするのが焙煎の前なのか後なのかによって、名前が変わるんですね。
ポストコーヒーは焙煎後のコーヒー豆を届けてくれるので、ポストコーヒーでできるのはアフターミックスになります。
そして、基本的にシングルオリジンの豆を届けてくれるので、ブレンドすると個性が出やすくなります。
そう思う方もいるでしょう。
シングルオリジンとは、コーヒー豆の生産国という大きなカテゴリーではなく、地域や農園、生産者、品種や精製方法といった細かいカテゴリーで銘柄としたコーヒー豆のことをいいます。
例えば、シングルオリジンのコーヒー豆なら、ブラジルで生産されたコーヒー豆という大きなカテゴリーではなく、ブラジルの○○地域の△△農場で作った××さんのコーヒー豆といったように細かく記載されたコーヒー豆とわかります。
一方で、似た言葉にストレートという言葉があります。
ストレートは、シングルオリジンより大きなカテゴリーでくくられ、主に生産国で区別されたコーヒー豆になります。
異なる農園の豆も混ぜて販売されているのが一般的です。
しかし、ポストコーヒーで届けられるコーヒー豆は、基本的にシングルオリジンなので、コーヒー豆独自の個性がわかりやすいです。
そのため、アフターミックスさせるとより個性豊かなブレンドになりやすいのです。
アフターミックスをするポイント
アフターミックスする上で気をつけたいポイントが2つあります。
- 似た焙煎度の豆同士をブレンドすると良い
- ブレンドする豆の割合を考える
似た焙煎度の豆同士をブレンドすると良い
深煎りの豆と浅煎りの豆のように焙煎度の違う豆をブレンドすると、バランスに欠けるブレンドになりやすいです。
意外にうまくいく可能性もありますが・・・
ブレンドする際は、似たような焙煎度でブレンドするとバランスがとりやすくなります。
例えば、中煎りと中煎りの豆同士や中深煎りと深煎りのように焙煎度が似た豆をアフターミックスさせるとバランスがとりやすいです。
似た焙煎度でブレンドすることで、それぞれの豆の個性を活かしやすくなります。
ポストコーヒーでは、「コーヒー診断」に基づいてコーヒー豆を届けてくれるので、似たような焙煎度の豆が届くことが多いはず。
私の場合だと、中煎りの豆が届くことが多いので、中煎り同士ブレンドしてみたり、中煎りと中深煎りをブレンドしたりすることができます。
コーヒー診断に基づいてコーヒー豆を届けてくれるポストコーヒーだからこそ、アフターミックスさせやすいとも言えるでしょう。
ブレンドする豆の割合を考える
アフターミックスさせる時のポイントとして、ブレンドする割合が重要になります。
2種類の豆をブレンドする際に、しっかりとした味わいのある豆に比べて、繊細なフレーバーを特徴とする豆をブレンドすると、しっかりとした味わいのある豆の風味が勝ることが多いです。
そういった場合は、繊細なフレーバーの豆を基本とし、しっかりとした味わいのアクセント程度に抑えることでちょうど良いバランスにすることができます。
しっかりとした味わいのある豆は、アクセント程度に加える程度で十分な場合があるということです。
そうすることで、お互いの豆の個性が出るブレンドにできます。
一人分15gに対して、どのくらいの割合にするかは豆の余っている加減にも寄りますが、しっかりスケールを使って豆の重さを計測すると良いでしょう。
0.1gといったように、小数点以下も計測できるスケールがあるととても便利ですよ。
好みのブレンドを見つけていくのもコーヒーの楽しみ方の一つですね。
アフターミックスの手順
余った豆をブレンドする
私は、ホンジュラス エル・サウセ(中浅煎り)とケニア サングリ(中煎り)が余っていたので、アフターミックスさせました。
割合は、たまたま余っていた量なので、5.4gのホンジュラス エル・サウセ(中浅煎り)と、4.8gのケニア サングリ(中煎り)の10.2gになりました。
私は普段、15gで抽出量を200mlとして一人分を淹れています。
10.2gしかない分、抽出量を150mlに調節して、淹れてみることにしました。
ホンジュラス エル・サウセをドリップして飲んだ感想は、柑橘系のフレーバーが感じられ、紅茶のような雰囲気がありました。
焙煎度が中浅煎りなので、少し酸味が目立つ豆なのが特徴です。
ケニア サングリをドリップして飲んだ感想は、ベリー系のフレーバーが感じられる繊細な豆でした。
中煎りなので、酸味と苦味のバランスが感じられます。
詳しい抽出レシピがこちら。
【抽出レシピ】
豆: ホンジュラス エル・サウセ(中浅煎り)&ケニア サングリ(中煎り)
豆の粗さ: 中細挽き(デロンギ コーン式グラインダー)
豆の量: 10.2g(5.2g+4.8g)
湯温・水温: 90.0℃
抽出時間: 2.4min
投入量: 182.0ml
抽出量: 151.0ml
焙煎日: 2022/10/13 ホンジュラス エル・サウセ 2022/10/15 ケニア サングリ
ドリッパー: ORIGAMIドリッパーAir S
フィルター: アバカ
詳しい淹れ方の解説はこちらで解説していますので、ご覧ください。
アフターミックスさせたコーヒーの感想としては、少しホンジュラスの酸味が強くなってしまい、個人的には少し苦手なコーヒーになってしまいました。
しかし、フレーバーはより豊かな感じになりました。
浅煎りのコーヒーに慣れている方なら、美味しいと感じられたと思います。
実際にアフターミックスさせ、どんな味わいになるのかと予想してコーヒーを飲むことで、とても勉強になりました。
これから届くポストコーヒーの豆も自分でブレンドさせてみたいですし、次はどんなブレンドに仕上がるのか楽しみです。
違う焙煎度同士の豆も試してみたいですしね。
ポストコーヒーの一つの楽しみ方としてアフターミックスはアリだと感じました。
まとめ:豆が余ったらアフターミックスさせてみよう
豆が中途半端に余った時の対処法として、アフターミックスを紹介しました。
アフターミックスとは、焙煎後の豆をブレンドすることをいいます。
アフターミックスする際のポイントは、2つあります。
- 似た焙煎度の豆同士をブレンドすると良い
- ブレンドする豆の割合を考える
以上のことに気をつけてアフターミックスさせると、好みのコーヒーに仕上がることが多いと思います。
ポストコーヒー(PostCoffee )は、コーヒー診断によって好みのコーヒー豆が送られてくるコーヒーサブスクです。
毎月3種類のシングルオリジンのコーヒー豆が送られてくるので、余った豆をアフターミックスさせやすいです。
ぜひ1杯分にならない余った豆があれば、挑戦してみてくださいね。